オイリュトミーと私

人智学ノート

オイリュトミー1の時間は、言葉に関心を寄せ、言葉の響きの中にある「かたち」や「動き」を感じたり、私のまわりの自然や宇宙と響きあいながら、心の深いところから湧き起こってくる動きを体験することができるように思います。

「私を支えている力が

頭から首、肩、腰、膝へと順々に抜け、

肉体の重さを感じます。

わたしの意識は地球を通り抜け、

地球の中心に向かって降りていくのを感じます。

そして、今度は、

私を貫く力が

その中心から

足の裏を通って、順々に

天へと向かって、

上ってくるのを感じます。」

オイリュトミストの先生の声とともに、ただただ自分を支え、貫く力を感じる。

すると、あたたかさと共に私の内に流れている力があることに喜びを感じます。

「I  A  O」のしぐさ、歩く練習、

Halleujah(ハレルヤ)の響きを形として表現すると、空気が浄化され、

爽やかな風が私の体を吹き抜けていくのを感じます。

私とあなたが天地とつながり、浄化され、

美しい言葉とともに、周りの世界への信頼を得て、

人間の奥深いところとつながっている言葉!

言葉の響き、そのものを感じる時間。

私の魂に何が起こっているのかを動きのなかで感じることが、人の成長、魂の成長を助けてくれているのかもしれません。私が誰であるのかをゆっくり時間をかけて理解することは、自分自身をより深い意識のレベルで知ることに繋がる。

人々が、自分らしさを保ちながら、
美しく調和的な動きの中で、
仲間とともにいることができれば、
自分の成長の扉を開けて、
軽やかに、自分らしく、自由に
羽ばたくことになるのではないでしょうか。

オイリュトミーのレッスンで蒔かれた小さな成長の種が、人生のなかでどんな美しい花を開かせることになるのか楽しみです。

  1. オイリュトミーとは、ルドルフ・シュタイナーによって創始された「動きの芸術」と言われる活動で、音楽や言葉の響きを形として表現する「目に見えるうた」であり、「目に見える言葉」とも言われます。 ↩︎
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