牡牛座新月2025年4月28日 未来に役立つものを見極め準備する

2025年4月28日 4:31 牡牛座新月

牡牛座の新月は、
「触れる」「感じる」「育てる」ことの歓びを思い出させてくれます。
慌ただしい日々の中で忘れてしまった、
五感と心を響かせる豊かさの源泉を見つけてください。

牡牛座新月とTスクエア

この新月は、すべての惑星が順行という特別な星の流れのなかで迎えられます。
それはまるで、天と地が整列し、
「本当の自分で生きるために、動き出してもいいよ」と
静かに背中を押してくれているかのようです。

東の地平線近くに天体が集まるその姿は、
まだ見ぬ光を待つ黎明の空のよう。
わたしたちは今、終わらせることと、始めることの交差点に立っています。

火星(獅子座)と冥王星(水瓶座)の緊張。
それに対して、この牡牛座新月がスクエアを結び、
Tスクエアが形成されます

これは、情熱(火星)・変容(冥王星)・安心と感覚(牡牛座)の間で、
価値観や衝動、欲求が揺さぶられるような構図。
ときには焦燥感や衝動的な解放欲として現れるかもしれません。
けれど、その衝突の中にこそ、
「これからのわたしを創る種」が眠っています。

海王星・金星・土星(魚座)のコンジャンクション

牡羊座0度に移ろい始めたばかりの海王星とともに、
境界を越えるような愛、無条件の癒し、長期的なビジョンが溶け合い始めます。

この配置は、
「現実と夢を、わたしの手で繋ぐとしたら?」という問いを
内なるハートに投げかけてきます。
それは、自分にとってふさわしい世界の再定義かもしれません。

サビアンシンボル:牡牛座8度「雪のない時期のそり」

今は出番がなくても、備えておくことの価値。
この度数のそりは、まだ雪のない季節にぽつんと置かれています。
けれど、それは「使えないもの」ではなく、「いつかのために備えられたもの」。

未来を見越した用意と蓄えの力

牡牛座の性質らしく、
「必要なときに困らないように整えておきたい」という、
用意周到さ・地に足のついた感覚が現れています。

今は静かでも、いずれ出番がくるという信頼。
たとえ今は目立たなくても、
いずれ必ず「その時」が来るという予見的な知恵。

それは、外の季節や状況に左右されない、
内なる安心と信念に支えられています。

使われない時期こそ、存在価値を育んでいる
「そり」が静かに佇む時間は、無意味ではありません。
むしろその間に、必要な時に備えて力を蓄えているとも言えます。

「静かな準備の美しさ」

朝の光が、そっと地面を照らすころ。
草の香りとともに目覚める、大地のぬくもり。

いま、世界が静かに整えられているのを
あなたは感じていますか?

「すぐに役立つもの」だけが価値なのではなくて、
  まだ使われていないそりのように、
  そのときが来たとき、ちゃんと力になる
 準備や想いがあるということを。

あなたが今日選ぶ小さな整え。
あなたが今日そっと片付けた場所。
あなたが今日、心に置いた祈り。

それらは、まだ誰にも気づかれないかもしれないけれど
未来のあなたを、そして、未来の世の中をきっとやさしく守ってくれると思います。

マザームーンからの一言メッセージ

「いま出番がないように見えても、
あなたのそりは静かに輝いています。
整えておいたものが、
必要な時にちゃんと役立つ──
それは、あなたの愛のかたちなのです。」

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました